夢去りし街角

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久しぶりに楽曲ネタの書き込みです。

「夢去りし街角」はご存知の通りアリスのヒット曲のひとつで、我々ニューウェーブのレパートリーのひとつであり私も個人的に好きな曲でもあります。

しかしながら、最近この曲を披露する機会が減ってしまった事を感じ、バンド内でその理由を確認した所「余り有名じゃない、知っている人が少ない」と言う私にとっては余りにも意外な、衝撃的な返答をもらいました。

そこでこの曲の事を少し掘り下げて紹介してみようと思います。

この曲はアリス最大のヒット曲「チャンピオン」の後をうけて1979年4月に発表され、ヒットチャート最高位6位まで駆け上り、1979年の年間ヒットランキングでも39位にランクされた、立派なヒット曲です。

前作の「チャンピオン」はプロボクサーのカシアス内藤さんをモデルに、谷村さんが年齢と共に衰えてゆく一人のボクサーの生き様、哀愁を谷村さんらしい表現で書き上げ、ロックビートのハードなリズムに乗り、アリス唯一のナンバー1ヒットになりました。

アリスはデビュー後数年間はヒット曲には恵まれない中、地道にライブ活動を続けそして1978年の「冬の稲妻」の大ヒットにより一躍脚光を浴びその後は「涙の誓い」「ジョニーの子守唄」「チャンピオン」とヒットを連発してニューミュージック界を代表するバンドにまで上り詰めます。

それまでのいわばフォークグループに分類された演奏スタイルから、「冬の稲妻」以降はフルバンドでロック色を前面に押し出した、ハードなサウンドに変化してゆきました。

そんな中で発表されたこの「夢去りし街角」は一転してミディアムテンポの哀愁を帯びたメロディーライン、あのフォークバンドと言われていた頃に原点回帰したような曲で、アリスファンの中でも人気の高い曲なのです。

当時、アリスの楽曲をあまり聴かなかった方々や、フォークニューミュージック系の音楽を聴かなかった人たちでも「チャンピオン」や「冬の稲妻」は耳に馴染みがあり、認知度は高いです。
そのようなインパクトの強い一連のヒット曲と比較すれば地味な存在かも知れませんが、紛れもなくアリスの代表曲のひとつです。

ラストの「最後の言葉だ ありがとう」いかにも谷村さんらしいキザな、ちょっと臭い?表現ですね(笑)
最後に1オクターブ上がって終わるボーカルが最大の聴かせ所で、ここを失敗するとぶち壊しになるので私も細心の注意を払っていつも歌っています。

アコースティックギターとハーモニカを前面に押し出したこの曲は、我々ニューウェーブにはバランス的にもまさにうってつけの曲だと思っているのですが・・・

そういえばアリスの数少ないテレビ出演ですが、この曲を歌っているときの事をハッキリ覚えています。
出だしでリードボーカルの堀内さんがいきなり2番の歌詞で歌い出し、谷村さんがあわてて助け舟をだして歌っていましたねえ。

もっとこの曲「夢去りし街角」を大切に演奏して行きたいと思っております。

一部の人に知らない曲と言われたからと言って、気にするのはどうなのかな??
ましてや演奏前に、この曲は余り有名ではないのですが・・・などとへりくだった紹介をするのは曲に対して失礼では!
と、感じております。

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